自然と個性

2008 12月17日

えーはずかしながらPROFILEの写真、正面から見ている私せんこうじの写真にしてみました。今回の個展の会場で作品と一緒に撮りました。こんなヤツです。

さて、最近聞いた話。鬱病の男性と会った女性の話聞いてたら、最近多いなあと思う。またかよ、と思う。鬱病もパニック障害もごろごろころがっている世の中だ。彼や彼女の頭の中では、世界で一番悩んでいるのは自分だ、この世で一番孤独なのは自分だ、と思っている。恐らく何万人が同じことを考えている。自分だけが、と。

今回個展でいろいろな人に観てもらったが、同じような見方をしている傾向があった。この世界も同じようなもんだ。アーチストもそう。自分だけが違うと、何千人も思っているわけだ。恋愛とかもそう。あの子がいいと思うんですけど、と言いつつ自分から行かない。多分自分だけが特別だと思っている。しかしいい女にアタックしている男は多い。その全員が自分だけ特別だと思ってる。

どうしてだろう?

つまり頭の世界はどれも似たり寄ったりじゃあないのかな。人の顔やからだはすべて違ってる。自然というものは同じものを作らない。人工的になればなるほどすべてが似てくる。たまには自分の狭い考えにとらわれないで、からだの感覚や衝動に従ってみる。自然にしたほうが、自然な自分を見つめた方が、個性的でオリジナルな自分を持てる。そんな風に思う。