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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 12月13日
gallery wks.のオーナー片山さんは大変ユニークな人物だ。
京都芸大大学院美術科油画を出ていて、デザインもこなす異色の経歴だ。引き出しも大変多いし、大変なアイデアマンだ。材料を投げるだけでボコボコアイデアがわいてくる。現代版大阪のおもろいおっさんという人物で、ここの展示は一癖あるもんが多い。今度のユニット「ガソリン」は俺が持っているアイデアを、彼が後押ししてくれて出来た。
会期中もいろいろなアイデアが出た。一光くんというNYでも活動しているペインターと三人でゲリラをやらないか、という話。見せ物を現代的にやらないかという話。お水の姉さん相手に「夜の紙芝居」をやらないかという話。現代版「忠臣蔵」の企画。吉良上野介をブッシュ大統領に見立てる。薮米野介とかどう?薮はブッシュの直訳ですか?ガハハ!とか馬鹿な話を連発する。そしてその度にいろんな資料が出てくる。ちょっと私塾のような感じもあって、よっぽど学校より面白い。前展示したアーチストの論理を具体化した模型を勝手に作っていたり、俺の前の個展でも自分で模型を作って配置のシュミレーションまでやっていた。どれも好きで勝手にやっているだけだ。利害もヘチマもない。それがすごいじゃない。関西のギャラリーが集まって発表するギャラリズムでも去年は死体ばかり描くアーチストの特集をやって非難囂々、賛否うずまいて、今年は心に残りなおかつシャープなセンスの作家を選ぶ。毎日話し合って思考のキャッチボールをしている。自分を冷徹に確認する意味でも重要だ。
この人は知恵ものです。
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