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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 12月16日
オーナーの片山さんといろいろ分析したが、おっさんに受けないのいいことじゃないですか?とかいうので、こちらも今回はそういうもんだとタタッ切ることにした。具体的で直接的にしたことで、反応が曖昧でなくなるのはいいことだ。それではそんな若い人たちの反応を書いてゆこう。
ある二十歳の女性。彼女は壁に張り付いたまま作品の前に進めない。どうしたの?きついです。男と女がこんなふうに。AVとかああいうのはそんなに思わないんです。男の人とか遠いものなんです。でも最近弟が男の臭いがしてきたり、自分も生理があってそういう部分があって嫌だなと思ったりして。彼女は作品に妙なリアリティと生々しさを感じているらしい。この生さ加減はよく言われた。おっさんのなかには「想像して描いたんですか?」などという人もいた。まさに感性が真反対だ。
別の若い女性は、まず視線が目に入って、段々迫ってきて「鼻血ぶー!です」という。この人も後ずさりした。この人は俺の知人だ。「実際のせんこうじさんよりリアリティがある」作品を前にして「せんこうじさんに初めて会ったときみたい」ともいった。人を感じている。絵画独自のリアリティに反応している。このとき別の若い男性は「視線を感じるんですよ。のぞいて目が合ったみたいな感じで。タイトルから想像して来たけど、もっとつかめない、簡単にわからない部分がある。予想がつかない」文学的な作り方はしていないのでそれはうれしい。こちらも手探りで作ったし、感覚で作っていったのでそうだろう。
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