生きかた

2008 11月11日

株がどうだとか、金融危機がどうだとか、うるさいもんだよ。騒いだってどうなるもんでもない。こっちは万年不況だし。人の感情みたいなもんだ。今、あいつはカッカしてる、ちょっと気分落ち着いてる、まあそんなもん。様子うかがってたってな、その日の天気みたいなもんでどうなるもんでもない。

「燃えよ剣」での土方が眩しい。沖田が言う。 「しかし土方さん。新撰組はこの先、どうなるのでしょう」時代は移り変わり近藤は行く末を見失い、隊は分裂の危機を迎えたときのことだ。

「どうなる?どうなるとはおとこの思案ではない。婦女子のいうことだ。おとことは、どうする、ということ以外に思案はないぞ」「ではどうするのです」

歳三はあくまで幕府のために戦うつもりである。将軍が大政を返上しようとどうしようと、土方歳三の知ったことではない。歳三は乱世に生まれた。乱世に死ぬ。

(男子の本懐ではないか)

「なあ総司、おらァね、世の中がどうなろうとも、たとえ幕軍がぜんぶ敗れ、降伏して、最後の一人になろうとも、やるぜ」

株も政治も移り変わる。けどな、

生き方ってものはどんな時代でも変わらないよ。