合作

2008 10月4日

なんで一緒にやろうと思ったか聞かれた。

出会いがあったからだと思った。理屈で言うと少し陳腐になる。深く濃い作品を作る。波長が似ている。実力もある。そして人間に魅力を感じた。勝負事なので実力は必ずいる。そして人間の魅力。多少方向が違っても、これならなにか残る。だいたい芸術家で方向が完全に一緒などあり得ない。

俺は一度たりとも合作をしたことがない。グループ展もほぼない。ああいうのはいつもおざなりで、交わったり戦ったりしていないのが嫌でしょうがなかった。今回こういった企画をして組織化して、徹底的にやろうか、という気になった。

そういえば久しぶりに濃い深い話をしている。関西に来て一人の友人もいないとこから始めた。永いこと孤独だったな、なんてガラにもなく感傷的になったりする。一緒にやろうと始めたが、俺がどんどん飛躍させて、随分無理をお願いしてる気がする。アーチストは干渉しないのが暗黙の了解みたいなとこがあるのに、ガンガンぶち壊して干渉しまくってる。こうなったら笑って付合ってもらうしかない。(笑)