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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 8月28日
最近いろいろな群像に触れて思い出したことがある。
大学当時「愛と言う名のもとに」というドラマが一世を風靡していた。確かにあの時代の僕らの何かを着実に定着させていたと思う。鈴木保奈美、唐沢寿明、江口洋介。美大出の俺たちは江口の時男役に自分をうつしていたし、唐沢の役は友人の竹村かな、なんて思いつつ見ていた。大学を出て社会に船出したばかりの若者の群像は、妙に激しく胸を打った。その中でたびたび引用されたのがディランの「風に吹かれて」だ。プロデューサーの大多亮の団塊の世代からのメッセージなのかどうか、日本語で語られるその歌詞は妙に新鮮で、今も耳に残っている。
いくつの道を歩いたら
ほんとうの人間として認められるのか
いくつの海を飛び越えたら
白いハトは砂でやすらげるのか
そしていくつの弾丸の雨が降ったら
それらがなくなるのか
友よ、そのこたえは、風に吹かれている
答えは風に吹かれている
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