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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 8月18日
期待していた「ノーカントリー」をやっと観た。
コーエンは得意じゃないけど、これは観たかった。あの殺し屋シガーがあまりにも印象的だったからだ。僕は好きです、これ。シガーが脳裏にずっと残る。解釈はいろいろできるが、感覚で納得できたのが大きい。逆に感覚で納得できないと信用しないことにしている。これは人間観でもおんなじ。今度は「there will be blood」を観たい。トーマスアンダーソンがついにやったか、と思っている。「マグノリア」は構成がうるさすぎて入り込めなかったが、今回は直球の傑作の予感だ。「バベル」のイニャリトゥ監督も「21グラム」が傑作だった。CNN時代の世界観で今を切る作家。こいつも相当に濃い。(笑)メキシコの作家というのも新しい。これらの作家の作品、時代の匂いとして、肉や土、血の香りがする。日本の映画が90年代以降、新しい匂いを発していないのとはえらい違いだ。
アメリカ映画でこのように暴力や性を真正面から捉えた映画が、正当に評価されていると言うのはすごい。反対に今、日本映画で暴力を真正面から捉えた映画、作家、俳優がいない。今村昌平、大島渚、若松孝二、らどれも今の作家じゃない。それが日本の病でもあるし、日本映画文化の今でもある。NO COUNTRY FOR OLD DIRECTORES…
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