春樹読む

2008 5月17日

三週に一度、バー超能力に集まって一つのテキストを元に議論することになった。キュレーターの桜岡と絵描きの荒木と三人だ。そこで賛否が出たテキストとして村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を取り上げることになった。春樹は初めて読む。正直これを読むのは苦痛だった。特に気になったのが、登場人物はほとんど主人公、もしくは作者の分裂で、ほとんど一人でしゃべってるんじゃあないかと思えてならない。一人のやり取りとして読むから、謎はまるで謎にならない。どうせお前の頭の中でおこってることだろ、で終わる。しかし唾棄するには残るものも確かにあった。こういう機会にプラスチックの固まりを強引に胃に含んだ気がしたけど、まあそれも一つの栄養として吸収したいね。でも正直俺とは真逆の人ダネ、この人。俺なら同じ井戸でもノモンハンに行くし、ワタヤノボルは直接殴りにゆく。井戸も木っ端みじんに爆破するね。(笑)