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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 4月30日
本は多く持っている。
祖父の家が古本屋をやっていたのも少しは関係あるかもしれない。本を並べるのが好きな理由に偏愛的な美と、知性の征服をアピールする理由があるように思う。こんな俺でも書斎みたいなものに少しは憧れる。自分史の一つだ。
最近久しぶりに本を読み始めた。一時期本何ぞ呼んでられるか!みたいな経験を重視する気分が強く、遠ざけていたことはある。「燃えよ剣」でいきなり火がついた。今は「花神」を読んでいる。同じ司馬遼太郎だ。
歴史や人物を読むときにポイントになるのは、それによって自分を理解することにある。人の人生や行動、思想を、自分に置き換えて客観的に判断できる。自分を理解することが難しい時代で本というアイテムは重要だ。映像は映像の強さだけで興奮して、自分を顧みるという風にはならない。小説はダイレクトに一人の人間の中に入り込む。作者と主人公。この場合司馬遼太郎と大村益次郎に。今日も彼らと一緒に、長州の戦いから鳥羽伏見を一緒に体験して来たところだ。いやあひさしぶりに胸がわくわくしたなあ。
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