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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2007 11月13日
のら猫の生態を観察していると、かれらは必ず同じ居場所にいる。しかも同じ仲間で行動している。人間の家族のようなもんだ。血がつながってなさそうな組み合わせでも成立してそうだ。ということはそれぞれ相性があるということだ。好き嫌いがあるということは、個性がある。それなりの感情や意志みたいなもんがある。餌をやってしばらくは覚えているし、見かけると鳴かれるので、記憶もしっかりしているようだ。そうなると飼い猫とかは一匹で飼われていてどうかな、とも思う。まあ外で友達作ったりもするから、一人で生きてるわけじゃない。人間のような孤独はありえないみたいだ。
野良猫と飼い猫の違いではっきりしていることは、目が違うということだ。のらはあきらかに獣の目をしている。神戸あたりの飼い猫はみないが、飼い犬はまあ幼い目をしている。ここら辺も人と似ている気がする。幼い頃、野犬が群れをなして歩いていて、殺気溢れるまなざしをしていたのを昨日のように思い出す。
あんな目をした猫は俺をどう見ているのか、ふとそんなことが浮かんだ。
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