人の重なり

2006 4月7日

人が出会い、触れ合い、人生を露にして重ねて行く。それによって自分が成り立っている。

今は会社とか社会の枠がきつくて自然にいろいろな人が偶然に出会うことが少ない。ネットに偶然の出会いや重なりを求めてる人が増えるのは当然だろう。それでも会わないと始まらない気がする。物理的に出会うことでなにかが始まる。その人のことを考えたり、イヤだなと思ったり、それでもかかわったりして混ざり合ってゆく。なにかの記念に祝ってもらったり、意外な贈り物をもらったり。プレゼントには普段見えないその人の中の大きさが見えたりする。

もういろいろあったから、合う奴合わない奴はよくわかる。失敗して、こんな奴にいろいろしゃべったのは間違いだったと後悔したこともある。深くつき合っても切らざるを得ない人間に相手がなっていたりすることもある。痛みは消えないけど次の出会いもある。

運命なんてくだらない。そう言った途端にしがらみになる。だから一瞬一瞬の関係がすべて。振り返ったら長くなっていた。そんなもん。