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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2006 3月29日
せっかく関西に住んでいるし、次回の作品の取材も兼ねていろいろ歩いている。久しぶりに京都の三十三間堂にいった。あの作品も建築との関係が切り離せない。あの金色とふすまの光の関係。同じ京阪線ですぐのところに、晩年の若冲が下絵を描いて作らせた石仏があるお寺がある。あの若冲が人を作った、しかも石像なんておもしろいじゃないか。そう思って観に行った。寺の裏に広がってる山の斜面一面にそれはあった。少し小雨が降っていて誰もいなかった。ユニークな作品がところかまわず並んでいた。もともとは羅漢が見たくて偶然こういうのがあるとわかった。
脳に情報を入れないと、というけれど本当だろうか。脳に情報を入れる、見ることがそういった意味に繋がると思われがちだ。でも見ることは経験することと違う。屋根付きの美術館でリアルに再現することは出来る。でもそれはあの場所まで電車で行き、この寺はこれだけでもってんだろうなと坊主を白い目で見て、ああちくしょう坂があるじゃねえか膝が悪いのにと思い、なおかつ雨が降って来たなあ、と思って、最後には客もいないしこんなのも悪くないと思うこととは違う。体が感じるということ。脳みそを必要以上に重んじるこたないと思ってる。
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