このサイトについて
画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2005 9月13日
村上春樹が書いてた。体力をつけると文体も変わるって。ふむふむ。彼は既存の日本の小説が大嫌いで、まずそんなことからはじめたらしい。
確かにそれまでの日本の私小説はからだを無視したり、酷使したりすることから始まってたような気がする。病気になったり、クスリやったり。あれは精神の問題、内面の問題にすり替えられるけど違う。柄谷行人が書いてたな。なんか村上春樹が共感を呼んでいる一因を見た気がした。
絵描きで言うとやはりからだとの関係は大きい。この場合狂気がキーワードになる。狂気を表したと思われがちだけど、精神のコントロールから離れたと見た方が正しいと思ってる。ゴッホでいうと強靭なからだが個性ではないか?ピカソの中にも肉体の喜びが溢れている。ポロックあたりになると内面に向き合うとか思いがちだけど、あの手法は筆とか絵の具が肉体化している。
おもしろいね。
一覧へ戻る