建てもの

2004 11月

渡辺あつしの「建てもの探訪」ていう番組が割と昔から好きで観ていた。別段建築に興味があったわけじゃなかったけど、その後なにかの写真である木の建築が目に留まった。万博の日本館らしく建築家のコメントが「日本人としてのアイデンティティーを木の建築で示したかった」と言っていたのが印象に残った。それが安藤忠雄という名前で、コンクリートの建築で名を馳せていることは後でわかった。それが1991年頃だった。それから彼の建築はずいぶん巡った。なかでも印象的だったのは大阪の「光の教会」だった。

彼を通してコルビジェも知ったし、なかでもルイス.バラカンを知ったのは大きかった。古い日本の建築にも興味を抱いたし、確かに安藤の言うように思想や生活の違いが建築から読み取れることもわかった。

あれほど好きだった映画を観なくなり、建築と海がいっそう好きになったのはなぜだろう?体感することが重要になったのかな。