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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2011 8月29日
嫁さんも人をまとめる立場になっていろいろ悩みも多くなった。真面目で誠実な性格が災いし、部下がそれにつけこんでわがままに主張する。学校の先生とかでもある話だろう。今年から見えるものが変わった、仕事が面白いと言っていたのでそれは残念なことだった。こうしたらどうだ、とかいろいろがんばって考えた。段々家にまでしわ寄せが加わるように感じた。しまいには「もう辞めてしまえ!」とブチ切れたりした。喧嘩も多くなった。
しばらくほっといたら相談したいと言う。ほんとは俺が職場に行きたいくらいだけど、それはお前にとってよくない。俺は自分ならこうするとしか言えんよ。それを聞いてどうするかは自分で決めてくれ、と言った。日増しに言うことを聞かずに文句ばかり言うパートの女性たち。ひどい話はいっぱいあってしかも若いのから40過ぎのおばさんまで群れをなしている。二ヶ月以上横柄な態度が続いていた。そのなかの一人、25歳の女性が午前中仕事に関係ないことをして、上司の嫁さんに報告もせず体調が悪いとか勝手に帰り、ほかの何人もの社員が穴埋めに働いた。苦情が来てはっきり言えと自分も責められた。明日どういう言い方がいいか聞かれた。俺ならまず迷惑をかけた人の前に連れて行って謝れと言う。パートもヘチマもない。同じ仕事をする人間として失礼だろ?それから細かいことは言う。人前でキチンと言うこと。ここで決着をつけないとおまえも信頼をなくす。簡潔、決断、集中だ。
すると嫁さんも腹を決めたみたいで「冷静になった」と言った。実際妻はその通りにした。大勢の前で怒った。25歳はなんと泣いて帰り、翌日に職場に顔も見せずに辞めた。職場は締まり、「責任感じることないから!」とみんな激励してくれたらしい。俺ははっきりして良かったな、と言った。
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