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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 10月2日
KIAFで強く感じたのが、表現が貧困なイメージに逃げているということだった。病気や能無しがモチーフになるのはそう言う理由だろう。強烈なイメージがなくなったのは映像の時代になって、写真や映画に駆逐されたからだ。古典絵画やタロットなどのイメージが豊かなのは、科学が発達していなくて自由に子供の発想で想像できるからだろう。理屈がイメージを制限してしまった。もう一つは映像や写真のイメージが万人の頭に付着し過ぎている。そこからの飛躍した想像が難しい。中途半端で貧弱な想像力は絵画やアートにとどめを刺すだけだろう。そこでそんなものならイメージを一切排除する。それが現代へのアンチテーゼになると考えたし、怒りのあまり一切いれたくない!と強く思った。膜を入れたくない。直接的というのはそういうことだ。少々極端な提示で今進めてる企画でみんな面食らったかもしれない。物質や存在の強さが強くなったのはそう言う理由。個展は筆と紙、自分自身の個人的モチーフの強さが勝負。個人的な強さ、膜のなさを正直にさらけ出せば、大勢の何かに繋がると信じている。
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