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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 5月9日
河鍋暁斎を観てギャラリーに行ったが、少し整理がついたんで話す。
まず現代美術はプロダクトとして弱い。製品としての存在感が弱い。稚拙な感じがつきまとう。自由を旗印に始めた現代美術の弱点はそこで、蓄積がないので技術が稚拙になる。毎回違った対象を描くので深くならない。江戸以前の日本美術は記号、つまり描く対象はそんな突飛なものはない。そこで迷わない。技術や手法に専念できるし、同じ対象を描いてる故にそれぞれの個性が際立つ。
自由になりすぎたために所有欲を持てない製品が多い。だから付加価値で売るという悪い環境ができている。マーケットが健全ではないので、劣悪な作品が淘汰されない。そういった状況をよく理解しないと自分も同じ穴に落ちる。自らいろいろ規定しないとどうにもならない。これって生き方も同じだね。自由に生きろって行ってもよくわからなく、気がつくと大きなものに巻かれてるか、わけわからず自爆してる状況なんだな。
そんなものに負けるわけにはいかないね。
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