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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2009 10月7日
ウィリアム、ケントリッジのインタビューはおもしろかった。
自分は挫折の連続であると言う。まず大学で油絵が上手く出来なくて挫折した。次に俳優を目指したがこれも挫折。そして映画作りに挑んだが、プロデューサーに恵まれず自分でやり始めた、と言う。その挫折の連続が今の作品のスタイルになったと言う。なかなか共感できるところがある。それでドローイングを映像にするという形になったらしい。南アフリカはデュマスを生んだ国だ。お互い油彩のペインティングより、紙に水彩や木炭を使うところが興味深い。色彩のトーンも妙に似ている。お互い同じ民族問題を取り上げているが、気になるのは2人とも白人である点だ。
制作で面白いのが計画をしないというところだ。まず一枚のシーンがある。そして全く異なった一枚がある。そこの繋ぎ方が突拍子もない。コーヒーメーカーが掘削機になったり、猫がラッパや電話になる。それでいてテーマは明快で、伝えたいことははっきりとしている。無声映画やドイツ表現主義の影響も強い。絵画よりも映画から入った人だろう。社会性が強いところもそう。時間軸があるというのも社会性と関係している。自分と社会性と体質は共感するところがある。しかし現実のダイナミズムという部分が違うかな。まあそれぞれの特性でもあるから。表現の多様さが好みもわかれるところだろうけど、自分の裸体を描いて、老いや迷い肥満をあからさまに描くことは新鮮だ。
中年の恋愛。というタイトルの絵があった。
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