システム

2012 5月6日

展示前と展示後の写真を

今回はというか、最近は作品の評価という曖昧なものを基準にしていない。観客動員出来たか、これは質、量がある。売り上げに貢献出来たか。自身と店舗の営業宣伝に貢献出来たか。そういった基準で動いている。評価と言うとなにかに取り上げられたか、誰かに取り上げられたかになるし、観客の反応、人数ということになる。駅前のパフォーマンスが宣伝効果があったかどうか、ウェブでの数字アップになったかどうか、数値化出来る部分は多い。この世界数値化を嫌う人が多いが、どの世界でも数字は客観視の基準として使用出来るメリットは多い。ムンクの作品がなん億とかいうのは美術の見方をある方向で規定してしまうので困ったもんだが、派手なイベントとしての機能はある。ああいった勝負しか出来ない弱さのほうが気になるけど。まあ自分の好きな作品は廃盤とか多いのであれなんですけどね。結局量より質の基準になる。今回は一対一の営業にも貢献していて、幸い次の仕事に繋がった。システム化することが大事なので、連続性があれば精度もあがり検証出来る。美術の発表は投機性が強いし偶然を待つのが慢性化しているのでシステム化を作家側が出来ない。作家側がシステム化すると言うのが自分の考え。もちろん「ガソリン」からそういう方向だし、一対一もそうだ。近年公の場、生きた場で作品がどう生きるかという方法をとっているが、自宅で恒久的に設置するのも駅前でやるのもお店でやるのもその考えの延長。

ガラスを割っても教師を殴ってもなかなかシステムは壊れない。一過性で壊すのは簡単だが作り上げるのは至難の業。