このサイトについて
画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2011 10月17日
制作に時間にずいぶん時間差がある。
長くかかればいいいいというものでもない。短くてもいいものもある。ただ自分が考え過ぎてしまう場合時間がかかるようだ。安岡さんは時間がかかると思ったがそうでもなかった。こうちゃんは時間がかかっている。一番は背景にある友人の数が多いのと、彼の家族も関係してなおかつ同い年の同級生ということがある。考える要素が強い。おまけに彼の人間性の深さに少しやられた感がある。時間がひかないと冷静になれなかったようだ。少しいい作品も出て来た。しかし実物に負けているし写真にも負けている。それではわざわざ絵にする意味がない。自分の個性を発表するのと違い責任と勝負がある。まあ彼に負けたくないんだな。
習作が作品になるにはなにかがいる。人間が独り立ちをするかどうかのようなところがあって、気がかりなままだと渡せない。最終決定は他人の目も必要。作品にあまり思いが付着すると判断が鈍る。まあでも仕事ってのはそういうもんだろう。お客さんやファンと作り手は違う。ここが間違うところで、こんなに好きだからその仕事ができると勘違いする。そもそも好きとか言う感情の付着が仕事の邪魔をする。かといって合理的にやって感動は呼べない。いつも地獄の苦しみだ。
仕事も人の育て方も作品もシビアなものなんだ。
一覧へ戻る