このサイトについて
画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2010 5月29日
「今」の感性は常々大事だと思ってきた。流行という意味でも情報という意味でもない。今のセンスということ。かっこよさと時代性というのは重要な問題だ。まあ今回はその話じゃない。
問題意識をそれなりに抱えて生きてきたつもりだ。社会的問題意識というやつだ。しかしこれが共有し得ない。ニュースでみんな共有してないか?といわれても違うと思う。この話はもちろん今まで関わった表現者など一部の例外を除く。何度か若い層とディスカッションまがいなことをした。話は通じる。しかしいざ表現しようとしたときつまずく。つまり表現まで至っていないことに気がつく。この表現は美術だけではなく社会活動でもなんでもそうだ。自分に自信が持てないと表現などできない。ましてや社会問題に深刻に向き合うことや、提言する、問題意識を持つまで至らない。その手前で四苦八苦している。他人と共有するまえに自分の問題で手一杯。一緒に仕事をする、表現をする、提案をすることは不可能だと思えたし、何より危険だと感じた。
この問題は深刻で、会社の業務にも関わるだろうし、サッカーの日本代表などの自信のなさ、果ては夫婦間の問題まで、そしてそれは日本そのものの現状に関わるくらいの話だと思う。弱点を指摘されることをおびえているように思えたし、自分が危険だと感じたのは、直感的だが正しかった。戦時中に置き換えれば部隊は全滅するようなものだからだ。未婚、離婚、早期転職、すべてに通じる。個人が成り立っていないので組織が作れないという問題だ。家族も作れない。子供も育てられない。会社も成り立たないし、社会も成立しない。仕組みだけコンピューターに強化されてじぶんがぼんやりしたまま右往左往する。行き詰ると他人に八つ当たり。機械に振り回されてノイローゼばかり増えて、、。ふう・・。ぼんやりしてるうちに中国あたりに侵略されて、組織もへちまもなくなりそうだな。
首相からしてそうだ。まるっきりへちま。
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