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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2011 10月20日
先生と呼ばれるのは苦手だ。
行きがかり上そういういい方されることがあるが、何とも慣れない。やっぱし先生というより固有名詞で読んでいただきたい。仕事上は機能的な意味で仕方がないが。まあ画家と呼ばれるのもむずがゆいので「千光士さん」「セイさん」が一番しっくり来る。だってそうだから。肩書きに酔えるほどウブでもない。
親父が先生だったこともあるかな。親父はいろいろ晩年にあったが俺は好きだった。一緒に映画館に行った思い出。一緒にテレビでプロレスをいつも観た思い出。家庭では孤立しがちな親父を守ることも多かった。愉快で楽天的、一方でそれがいいかげんと取られかねない人だったが、この人を責めても無理だろうと子供心に思っていた。親父が家を離れたのは俺が家を出て東京の大学に行ったからと、どこかで思っていた。そんなこと思っても仕方がないんだがなあ。死ぬ前に親父に言いたいこといっぱいあったし、嫁さんを見せてあげたかった。
いろいろあったけど、大好きだったよ。
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