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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2012 8月5日
人の顔に人体の全体が集約されている。
毛深さや骨格、そして仕草。首を曲げた風が適切だったりまっすぐがちょうど良かったりだ。それから存在感。ここが重要だ。形態に従うとただの説明になる。それなら写真が優れている。絵画言語として成立しないと、似顔絵や単なる記録で終わる。このポイントが一番難しい。明確な基準がない。ただこれは説明してるだけだな、というのははっきりとわかる。小磯良平だろうがなんだろうが、説明に過ぎない。ダビンチは違うし、源頼朝像は違う。もとより絵画という意識でやっていない。彼らは画家と言う意識じゃないんですよ。だからいいものが出来る。他人を描いてるからいいものが出来る。個性を表現しようとしないから個性的ないいものが出来る。
集中したらいいかと言えば存外そうでもない。何気なくやった場合がいいことが多い。意識が作品になったりするとてきめんガチガチになる。
無心になるしかない。その人や筆に同化して意識を捨てる。自意識が入ったり出たりする。一瞬自分が消えていいものが出来る。次の瞬間にいいものが出来たと、自分がでてくるがそうでないことが多い。思い込みだったなと思う。
ある時期から本番用の紙を使う。高価な紙がボンボンダメになる。映画のフィルムのようなもんか。役者にダメだしするように自分にそうする。ある程度ダメだと、最初からアプローチをやり直す。
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