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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2010 1月30日
佐藤忠男という映画評論家の著作で「大島渚の世界」と言う本がある。抜粋する。
大島渚はほぼ一貫して貫いているテーマがある、それは反体制である。彼はヒッピ-や学生運動などによる無秩序の騒乱ということに強く関心を向けたが、体制を脅かすようなものにはならなかった。しかしながら当面解決のめどが見当たらなくとも、彼は現代日本において人間の抑圧のありかたを相対的にとらえてゆく、という作業をやめようとしない。それは彼が何者かによって飼いならされるということを、もっとも恐ろしいこととして意識する人間だからであり、その意識の強烈さによって、彼は同時代の数は決して多くはないであろうが、いたるところにいる人間と深く結びついているのである。
われわれは自分で自分を律することの出来る人間でありたいと思う。飼いならされるということは自分が自分でなくなるということである。
結局のところ、大島渚のすべてが映画全体として語り続けていることは、人間はいかにして真の反抗者であるか、と言う問題である。このことは言い換えれば、人間はいかにして真に自由であり、主体的でありうるかという問題である。
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