終わり

2018 12月8日

なんかほんとうにお笑いの批評家とかでプロとしてやってる連中がいるらしい。ますますアートと同じ。いよいよこの先衰退するんじゃないか。

偉い人が新人を批評するのはイカ天のバンドブームの頃から確かにおもしろい。アーチストのファンから見たらむかっとくる。なんだあのジャッジは!ってな感じで。いまはファンがダイレクトに反応があるから、M1のような勘違いも起こる。イカ天も続かなかったから多分いつかこの番組も終わるだろう。もう終わった方がいい。

昔のB&Bとか紳助、たけしを見てたら、何をいってるのかわからないけれども、伝わってくる。直感でわかる。分析、批評で再現できるもんじゃない。

まあお笑いの世界だけでなく、全体に人間の熱が下がってる気がする。

むかし田舎のヤブ蚊がものすごくて、ジーパンの上から突き刺してくる。都会に来たら蚊も息で吹いたら飛ぶくらいか細い。おいおい大丈夫か、と心配になるくらいだ。もちろんそのままバチンと叩き殺すが、都市化すると人間だけでない生き物が弱ってるような気がする。

だからお笑いの話もけっこう掘り下げると深い話になって、技術で笑かすもんじゃない。熱量、言葉にできないなにかを伝える、刺さるものと関係する。

学校はわかりやすく技術を教えるのでそこが間違いのもとだろう。

一番の教師は観客ですよ。