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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2009 6月21日
猫は相変わらず勝手だ。
なんやかんやで自分の小さい頃を少し思い出してみた。猫の子は近所のばあちゃんがいろんな人にお世話していた。そこでもらって何年か飼っていた。あの頃は去勢なんてもんはないし、犬猫病院もない。もっとザツにされていたし、野良犬がまだいる時代だった。群れをなして愚連隊のような風情で連中は歩いていて、ガン飛ばされたことを今だに覚えている。学校にも必ずいたし。近所で子猫が生まれてて飼えないから川に捨てられてた。格別残酷なこととも思わなかったし普通のことだった。よく考えたら保健所が今はそれを代行してるだけなんだな。焼き肉は食うが牛は直接殺さない。だから保健所を攻めるよりこの世の中とそれぞれ自分の考えを見直した方がいい。それはペットだけの問題じゃない。子供が野良犬に咬まれた、どうしてくれるんだ!そういう世界に住んでいる。どうもこうもあるか、犬はそういう生き物だ。なんでも人が関与する世界がどんなに息苦しいか。
バリ島じゃあ死んだ犬がその辺に転がってた。野良犬がレストランに平気で出入りしていた。けっこう可愛がられてね。人間界で野良犬のような俺はもちろんそう言う世界がいい。咬まれるリスクがあってもね。まあ昔俺もよく手も腰も咬まれたもんだ。結局犬や猫はなんにも変わっていないのに、人だけが右往左往しているだけのような気がする。
だから猫は勝手でもいいか。
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