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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2010 4月21日
道具を使うのは下手だった。唯一上手に扱えるのが絵筆だった。
ゆえに図工が下手だった。木を切ったり穴あけるのがだ。スポーツでも野球みたいなバットやグローブ使うのが下手で。バスケやサッカーが好きだった。しかし美術を本格的にやってゆくと、そういう要素が必要になってくる。
人間は道具を使う生活を当たり前にこなしている。車がそうだし、電車に乗るのも、料理をするのもそうだ。道具というものは正確に扱えば、きちんと応えてくれる。すなわちいい加減に扱えば、危険な道具にもなる。子供のころ鎌で草を刈ったが、扱いが下手ですねに突き刺さった。このまえもなたを手前に引いて親指に突き刺さった。よく切ったり貼ったりしているので、どうてことないが、億劫になってぞんざいに扱うとこうなる。道具に罪はない。自分が未熟なだけなのだ。
道具が自分の思い通りに扱え、道具がないとだめなくらいになると、道具に愛着もわく。車とかそうだ。ちゃりでもそう。パソコンでもある。まあそれらの道具は癖がないように出来ているが、鎌や鉈、木工、美術、製作用品とかはコツがいる。こういうのはバランスが大事なんだな。グリップの持つ位置、重心の位置と安定感。少し辛抱もいる。道具に体を合わせないといけない。結果的に精神の修行になる。キレるガキどもにやらしたらどうだろね。気分も落ち着くし、落ち着かないと出来ない。
デッサン描いてるときの静寂に似ている。
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