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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2010 5月24日
「深夜食堂」なんか見てると、ああいう居酒屋にいきたいなあと思ってしまう。深く静かな夜。大人の悲哀を感じる時間。
神戸になじみのバーはあったがつぶれた。居酒屋「花ひろ」もつぶれた。甲子園で探した。洋食屋のビストロは夜の客層がもうひとつだった。 あかちょうちん「味平」ってとこにいこうとしたら、お休み。近くの「駒家」という店に入った。それからちょくちょく通っている。
どら猫が二匹いる。名前はとら。なるほど甲子園だ。タイガースが大好きな街だった。おやっさんとおばさんの2人で切り盛りしている。いつも客は多くて二、三人。定食とお好み焼き、にぎりが得意なお店だ。それから煮魚が抜群にうまい。ほかにまかないみたいな裏メニューだらけ。常連は勝手に酒を入れている。
いい店の空気は独特で、あまり押し付けがましくなく、さりげなく入ってくるなにかがある。気がつくとおばさんが消えて、おやっさんはいすに座って新聞を読んでる。常連のお客が一升瓶を持ってきた。これはただで飲めるらしいんですよ。そう言う。一杯いただく。
眠りかけていた客のばあさんが帰るという。2千円。千円しかない?ええよそれで。おやっさんはきっぷがよく、おばさんは腰の落ち着いた人だ。
海も近いからか、時間の流れがゆっくりとしてくる。あわてて頼むこともないか。
適当に飲んで帰ろう。
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