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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2011 10月6日
飛鳥に行った。奈良の明日香村。
ノープランでぱっと行った。駅前で情報収集。幼い頃から気になっていた飛鳥の奇岩を見たい。たまたまチラシで目に入った益田岩船のこと駅前のおばちゃんに聞くと「あそこはねえ、草刈ってるかしら。マムシも出るしねえ。こっからはややこしいし石舞台の方がいいですよ」とか言う。ふうん。まあいい。猿石あたりからぶらつくか。なんとも静かなところ。空が近い。草の青がまぶしい。ふう。休み休み歩く。亀石も猿石も囲われてて窮屈そう。河がきれいだ。曼珠沙華は久しぶりに見たなあ。昔の宮殿?跡で昼寝。虫の音が聞こえる。雲が流れるなあ。 ちょろちょろ迷ったり道草。石舞台を内側から拝見。雨の軌跡を見て、ここに千年以上雨が降ってるんだなあと思う。思えばこういう石の文化は日本では珍しい。ちょっと環境アートの風情もある。直島に似た感触だ。(向こうが真似ているんだろうが)自然に一体化している。高松塚古墳は見れないとかいうんで、やはり初心を貫徹して益田岩船を見に行くことにした。もうすぐ日没、普通の宅地を通り抜け山の入り口はあっさりそこにある。こう配キツいなあ。日も暮れてるので考える暇もない。けっこう厳しいなこれ!途中で道が険しくなってロープまである。マムシ?おいおい。ひー。まだか?こんなとこまで来て引き下がれるか。絶対に見る!と決めて突き進む。するとこつ然とそれはあった!「なんじゃこりゃあ!」こんな竹やぶの粘土質の山の頂上にたて11mよこ8m高さ5mの石の固まりは転がっている。よく見ると人工的な加工は途中で途切れている。これどうやって運んだの!うおー。
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