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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2017 6月23日
小林麻央さんが亡くなった。
事情があり、以前とは違った目線で見ていた。母が癌になったからだ。母の作品を作っているときになんてことだ。
母も乳がんで、発覚するまで小林さんを人ごとのように見ていた。発覚してから何もかも変わった。癌は二センチもあった。後々調べていたら乳房全体に広がっていた。やはり検診の見過ごしがあった。病院探しから医者の選び方から重要な局面はさまざまあった。
まず医者の話を聞いて、ネットは見なかった。疑問点があれば直接聞いた。中途半端な情報は入れるべきでないと考えた。手術まで二か月あると聞いて家族みんな悩んだ。他の病院を探すべきかどうか。高知ではほぼ二択しかなかった。結局病院はそのままで、自分が詰め寄って一か月も手術が早くなった。ただ高名な先生ではなく若い女医が手術する。家族の中でも意見は割れたが、早いほうがいい!と自分はすすめた。母は悩んでいたが、最後に自分が推したことが大きかったそうだ。
何よりも早い決断が大事だろう。細かいことは後でどうにでもなる、そう思った。
手術後転移もなく今はホルモン治療で通っているが、今のところ落ち着いている。
小林さんは若いから 進行も早いし悩みも深かっただろう。悔いも後悔もいろいろあっただろう。病院ではどうにもならないがん患者をたくさん見た。みんな生きたかったはずだ。どんな形でも生きたかったはずだろう。
ご冥福を祈ります。
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