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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2015 4月24日
人の人生を伺いながら絵にしてゆくと。
スケッチにそのまますぐ描くと、ありのままの状態が絵になることが多い。そのまま渡せばいいが、ああいった亀裂の入ったタフな支持体では絵にならない。材料という現実が介入する。材料との対話になる。しかもこの亀裂自体が背景の絵として描かないといけない。これが難しい。しかしうまくいくときは、すっと流れるように進む。そして二度とやり直しがきかない。
これらの絵を描くきっかになったのが「残酷」という個展を行ったときだ。自分たち夫婦の裸の姿を描いた。社会の最小単位である家庭、夫婦という存在を通して人と社会を描こうとした。 そこから紆余曲折して個人個人を対面して描くことを始めた。これが数十人、百人という単位になったとき、ある時代に生きた人たち、社会を描くことになるだろう。
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