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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2014 5月16日
今回作品が四メートル近くあった。しかも設置面がレンガで工事が必要になった。まあそのかいもあって迫力ある展示になった。
人をずっと描いて来た。墨で。恐い顔、味のある顔、男ばかり描いて来たような気がする。男の人に見せたいという指向があったのだろう。美術の世界の人にだけ目がいっていたが、それも昔の話になった。
今回は不特定多数の大勢が常に相手になる。テーマ的に具象でやるのはすぐに決めていたが、こうなると表現主義的な手法が邪魔になる。内容が見えなくなる。
写真があるから具象画が廃ったというが、それで抽象画が絵画の本道であり芸術だとは言えない。スーパーリアリズムは写真には勝てないが、あれとは違う写真にはない、現代のリアリズムの絵があるんじゃないかと思い始めた。
芸術なんてものはないと思うようになった。芸術的な嗜好の商品を好きな層がいるだけで。
残ってゆくのは芸術的な理由ではなく人の心を揺さぶったものだけなんだろう。
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