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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2012 7月17日
人の顔は丘に似ている。
人の顔をなぞるように描くとそのことがよくわかる。丘に湖があり、川があり、森もある。口や目や髪の毛がそう見えて来る。しかしこの丘は始終動く丘だ。開いたり閉じたり忙しいもんだ。口と目は著しく動く。その動く様、かすかな形態の差、それを含んだ表情にその人が見える。生まれ持った肉体の造形は土の大地のようだ。そこに樹がなり葉が茂り果実が実る。それを表情と呼んだり表現と呼ぶのかもしれない。それはまさに生き様そのものだ。
京谷さんは何ともいえない表情をしている。優しい少年のような屈折した人間くささを抱えたような。かのうさんはいつも大声で笑っているが、シビアな顔にリアリティを感じた。特に陶芸に関することを問うたとき、顔色が変わった。
まだまだ人の出会いもこれからだが、人とはなにかを問われたとき、やはり家族と仕事、家族か仕事、それらが大きなものだと改めて思う。それは合わせ鏡のように自分をも問われる作業で、自分とはなにかをお互いに突き詰めている。
恥ずかしい仕事をしたくない。自分にとっても相手にとっても。それはこの世のどこにでもある仕事のひとつと何ら違いはない。
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