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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2010 1月23日
同じ絵を二度と描けない。再現は不可能だ。同じ人間が描いたのに。タッチを売りにする描き方だとなおさらだ。
ピッチャーだと体力がダイレクトに出るからわかりやすいけど、画家はそう筆圧が変わったわけでもない。
手塚治虫でもなんでも実は変わっている。本人も努力して自分のスタイルを真似たり変えたりしているわけだ。池田満寿夫も変わった。若い頃のあのシャープでしゃれたタッチは出なくなった。そういう意味で画家のタッチはそのときの現実をダイレクトに現しているともいえる。
画家だけじゃないか。若い頃のイメージが衰えるっちゅう考えが間違いだな。でも時速170kmで投げるわけでもなし、やれそうなもんだけどやれない。これが苦しい。同じ自分じゃないみたいだけれど、これが本当なんだろう。
どんどん変わってゆく。
そういやこのまえ友達の家にいったら面白い話聞いた。下のアトリエの二人組みの話。東京芸大の二人が東京で、不動産屋に聞いてアトリエの条件で日本中の都市ならどこでもいいから見つけてくれ、といったらたまたま京都があったらしい。次の日東京から京都に夜行のって来た。それで京都来たらしい。それから一年半だ。
おもしろいなあ!
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