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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2010 1月25日
60年代学生運動やあの時代を見直すにおいがしている。漫画でも「レッド」、「総括せよ!」が産経新聞社から出たり、当事者のひとり若松孝二が連合赤軍描いたりしている。その流れもあるのか、大島渚がまた最近取り上げられている。ぴあや近代美術館フィルムセンターなどや著書も出されている。SWITCHの特集を見た。
なにか昔教わった先生に会うような気持ちだった。先生は伝説の暴れん坊だったが、今はご病気で様子を伺うのも少し躊躇してしまう。そんな感じだった。
御法度を観たのが十年前。嫁さんとはじめて会ったときに観た映画だ。おかげであの映画を観たことも印象深い。インタビューのなかでは崔洋一が印象的だった。「愛のコリーダ」のはなしだった。坂本龍一もだれも、いろいろ書いていたが、やはり本人の言葉の強さにはかなわない。SWITCHの1999 VOL16.No8。御法度のときのインタビューだが、あの衝撃は今でも忘れない。俺はジュンク堂のSWITCHのバックナンバーを探していて、その記事をたまたま見つけた。
大島は世界でただひとり絵の才能がない監督だ、と坂本龍一が褒めていたけれど、それはわかりやすい話だ。もともと運動家で、政治家や軍人の才能がある人だと俺も思う。映画の世界にたまたま入り、権力を奪って発信することに躊躇しなかったと言うことだと思う。それでも偉大な表現者だろう。
おまえ、絵になる絵を描いている場合か!
と、罵倒されそうだと思った。
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