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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2009 12月5日
金田一耕助になぜあんなに憧れたのか。それを思い出してみよう。
あのとんでもなくどろどろした世界に、彼だけが過去や家族のにおいがしなかったということ。彼は自由な空気を漂わせていた。なにかヒッピーの延長としてとらえていたかもしれない。もちろんあの出で立ちも大きい。執筆当事はあのような書生崩れは多くいたらしいけれど、映画の中では一人だけなのである種のファッションになっていた。よれよれでぼろぼろな格好にも、粋なにおいを感じていたんだろう。アホな事に中学のときは俺も下駄をはいたりしていた。ボサボサの髪で汚らしいってのもヒッピーな感じがしたのよ。こっちも肩まで髪伸ばして真似した。まあ今はそうもいかんが。(笑)権力性がないってのもよかったんだろう。権力に淡白な人間がすきなのは、自由とかの意味とリンクしている。ちょっと竜馬のにおいもする。背景がなくて一人なんだが孤独な影もない。ちょっと好奇心旺盛な無邪気なこどものようなところもあって。なんであんなに憧れたんだろうね。でも今でも日本人に人気のある探偵ってことは、皆の心にも残すものがあるわけだ。不思議な妖精みたいなところもあるし。
モデルは横溝さん自身だったらしい。
役者は当事は古谷一行が断然好きだった。雑なんだね。野性的で。あの大雑把さが好きで。今は石坂浩二が好きかな。知性をひけらかさない繊細さ。こっちのほうが妖精っぽいか。
エンディングの
が大好きだったな。
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