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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2009 10月31日
ヌードデッサンを教える。それは別に珍しいことじゃあないけど、今回はおもしろいこころみをする。
モデルのポーズにテーマを与えることにした。
悲しみ、とか希望とか。なにも目的のないデッサンは技術の習得で終わる。やはり習いごとではなく、作品を作ってもらいたい。うまい、へた、の絵画から一歩踏み込んでもらいたい。
よく骨の構造から面をとらえようとさせるけれど、20分ワンポーズでは難しい。線で短時間に出来ることは限りがある。ここはシーレのタイプとクリムトのタイプに分類して指導する。つまり鉛筆をボールペンのように使うか、筆のように使うか、という方法に集約して説明する。日本人が西洋の技術で日本人を描くことには、本質的に無理がある。そこを整理、要約しなければならない。
もうひとつのこころみとして、モデルさんにもいくつか用意したテーマに沿ったポーズの中から選んでもらうことにしたい。そこで作り手も一歩踏み込むうえに、モデルも一歩主体的に参加して踏み込んだ、緊張感のある状況を作り出すことができるはずだ。「残酷」で自分のヌードを描いた作家として招聘されたので、出来るだけ自分流の解釈で一般的なヌードデッサンに切り込みたい。民間だから出来ることもあるだろう。
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