このサイトについて
画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2009 2月12日
毎週愛読しているのが「spa!」と「週刊プレイボーイ」だ。「フライデー」も読む、というか見る。昔は「平凡パンチ」も読んでたね。最近はテレビもおもしろくないが、昔は11PMをよく隠れてみた。あそこには大人の遊びの時間があった。まあああいう下世話なところにリアリティがある。くだらんなあ、とか、ふうん、とか思いつつ読み飛ばす。図書館に保存されるようなもんじゃない。瞬間に生きている猥雑さがある。お芸術じゃない。
マンガ雑誌、ヤングジャンプに「SHIDO」っていう幕末の志士の話をかっこよく描いた漫画がある。けっこうおもしろい。会津藩士が主人公だが高杉晋作が登場する。かっこいい描き方だ。うーん、ちょっと違うんだなあ。まあそういう漫画だからしゃあないけど。司馬遼太郎の高杉像がリアリティがあるのは、彼が革命と遊びを同じような真剣さで考えてたところだ。決して権威にならない。下世話な部分の神髄を司馬も理解して彼が生き生きと描写された。自分が死んだら墓の前で、芸者呼んで三味線かき鳴らせなんて馬鹿馬鹿しくてイキだ。でもね、ほっとくとあのマンガみたいにかっこよく神格化されるねえ。すぐに綺麗にしてしまう。神にされる。
そんなヤツおもしろくもなんともないじゃない。キリストだろうがなんだろうが、うんこもすりゃセックスもする。たまにゃ馬鹿な冗談も言うさ。(笑)
一覧へ戻る