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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 12月16日
「もっと感傷的かと思ってました」30歳独身男性はそう言った。DMとタイトルからそんな風に想像したらしい。やはり物語的に解釈していたようだ。「セックスの絵が思ったより多い。けどポルノじゃない」寄りかかる例がほとんど現在にないから手探りで作ったんですよ。「それは挑戦ですね」彼は半ば一時間ばかり観ていた。30代後半の既婚女性は「すごい!簡単なことばでいえないけど!パワーというか!やったことというか。夫婦にとって大きいでしょう」と言う。実はこういうモチーフということもあるが、年代や性別、既婚、未婚という本人の立ち位置で見え方が変わっているようなのだ。未婚の30代男女は「愛の」とか「あてられるなあ。(笑)」などと言って、直視しない。結婚や熱い男女関係に過敏に反応する。未婚に対する社会的圧力が垣間見える。年配の既婚夫婦は自身の物語にフィットするらしい。50代以降の男性には遠いもの、20代未婚の女性には生なリアリティ、という風に、作品が相手の考えや感性を露にする踏み絵になっていった。残酷なくらい。
リアルだけど綺麗な、という人もいた。エロい!と叫ぶ人もいた。よくあそこまでやったね!50代未婚の女性はさらけ出した行為に感動してるらしい。まあこっちは失うもんなぞないので。(笑)ヒリヒリする、痛みや生き方を見るようでした。20代既婚女性はそう言った。
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