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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 10月29日
サイズも同じでモチーフが二人の人間でタッチも同じだと、ポーズで変化、表現してゆくしかない。
そこで今更ながら、絵画のポーズは100年前から止まったままであることに気づく。肖像画はそのまま肖像写真に移行した。大胆で新鮮なポーズは写真が圧倒的に洗練し発展して来た。絵画は20世紀以降、そこを怠ったままだ。学校教育でも古典的なポーズしかとらせない。それは自分にもあてはまる。モデルのポーズに焦点を当てて自分の情報を更新すべきだと感じた。そこで写真のポーズを参考に資料を集めだした。アニー・リーボビッツからなにから。映画も観た。「Life Through A Lens」他にもいろいろ写真から学ぶことは多い。人間の手の仕草一つとってもさまざまな表現がある。内面を表現する手段として身体のポーズは、絵画でももっとつっこんでゆくべきだと思う。大抵、マティスやニューペインティングのように記号として扱うか、古典的かしかない。近代でホックニー、デュマスみたいに写真をそのまま流用する方法があるが、ホックニーは静止した写真の印象が強い。デュマスはトリミングや構成が斬新だが、写真家のオリジナル写真そのままなので、デフォルメが少ない作品だとただの塗り絵で終わってしまう。やっぱりピカソはすごいな、と思う。絵画の側に引きずり込むので、ただのポーズで終わらせない。
ちょっと難しい領域に入りそうだけど、なるだけ整理して強い作品になるようにしたい。
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