このサイトについて
画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 6月27日
今の日本でバスキアは可能か?
この前荒木たちとこう言う話になった。完全な感性だけで描く画家が日本で出るか、ということだ。しかしバスキアが果たしてそうかは疑わしい。短期間に描いてはいるが、スタイルに破綻がない。ある程度、本人や他人がコントロ-ルしていないと一定のものは出ないだろう。山下清でもなんでもそうだ。ジミー大西なんかはちょっと描くとうまくなっていた。普通はああなる。完全な感性というものに頼ると、変化して自然だ。結論として、ここまで教育が徹底して行き届いている日本では無理じゃあないか、ということになった。今、日本では天才は出にくいという話と繋がってる。
ちょっと感性のいい奴を引っ張りだして、知恵がつかないように薬づけにして、短期間に死なして伝説作って売り抜ける。そういった事例はロックスターでも画家でも枚挙にいとまがない。勘違いしがちなのは、本人が望まなくてもそういった人生を送らされるし、観客もそれが天才などと思いがちなことだ。そういった意味でピカソとかデュシャンとかは偉大だ。これはアーチスト側の勝ち。
結論。知性がないと悪い奴には勝てない。
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