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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2008 3月3日
きっかけは、ソウルで偶然、王・慶松Wang Qingsongの作品に出会ったことが大きい。それはもう衝撃的な写真だった。こんな作品を生む国を見てみたい!それが中国に行きたいとおもった最初の芽だった。去年の9月だった。そして次に作家として反応したのが飴屋法水だ。俺は何に反応したのか。それはあの作品に使われた土で薄汚れた畳だった。なぜそこに魅かれるのか自分でもはっきりとしなかった。それが中国に着いてわかった。特に蘇州のスモッグと土煙のすごさだ。服が土煙で汚れるなんていつ以来だろう。すすった拉麺、おばちゃんから買った汚れた苺、しゃぶりついた鳥のもも、運河で洗濯している人たち、何もかもが入って来た。俺たちが住んでいる世界はあまりにもリアルじゃない。ツルツルした潔癖の世界では汚れたものに意味が出て来る。そうだったのか。
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