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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2006 3月31日
ラジオで流れてたけどね、憂歌団いいね。ウルフルズもおもしろいけど大阪ソウルも面白い…。
昨日加古川市の北条町というところに羅漢を見に行った。
ここ神戸からは三回乗り換えて終点の町。北条線は一時間に一本という具合でまあ小旅行だった。東京と随分違うのは山が立ちはだかっていること。だだっ広い関東平野じゃすべてがのっぺりと東京化してゆくけど、ここでは山を越えると世界が違ってる。で、羅漢。ここの羅漢は誰が造ったのかなんの目的で造ったのか、まったく記録に残っていないらしい。意味が分からない建造物。厳密な意味での羅漢ではない。まあそれだけどそそられる。
拝見したけど、まあここに来る道程も含めて、穏やかな静寂が感じられた。それぞれの石はおもむくままで、決して石を垂直に無理に強制することなく彫っている。庶民の歌のようなものかな。彫られた人々の表情を見ると、同じ人間の作品に違いないと思う。ささやかに手をあわせた像が見つかって、藤原新也のエッセイのタイトル、「なにも願わないただ手をあわせる」が浮かんだ。そして今住んでいる世界との隔たりを思った。でもやはり、人はそんなにも変わっていない、と思った。
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