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画家。人を描くことを主体に活動している。インスタレーションなどのダイナミックな展示から小品まで幅広い展示方法が特徴。主にシンプルな素材で力強い作風で描き上げる。近年では様々な手法で新しい表現に挑戦を行なっている。
人と対峙して描く「1×1プロジェクト」を中心に活動。ギャラリー21+葉 ギャラリイK ギャラリー16 gallery wks.など多数で個展。神戸などを中心にライブペイント活動も行う。
2005 6月13日
藤代 冥砂、なんて写真家がいるらしい。藤原新也の別名儀と本気で思ってた。どうやら彼も新也さんのことは信奉してるらしい。作り方を見ればわかる。同年代だし。
バックパッカーに見せてもらったのが最初だった。写真のことはわからないけど、..,といって見せられたのが「全東洋街道」。衝撃的だった。生身が伝わった。きれいなお芸術じゃないなにか。「メメント.モリ」は文章の意味が強すぎるが、この作品ではストーリーときちんと融合しているし、文章が写真を壊していない。
写真家にそんなに興味はない。それでもひっかかるのは写真というカテゴリーに入らないなにかがあるからだろう。陽水なんかと似たものがあるかも。藤代 冥砂との違いは肉体の強さと詩情の違いかもしれない。冥砂は現代的で意味を消している。新也の場合はやはり意味と物語がある。それはともすれば写真の出来を引っ張るリスクがある。間違いなく物語がなくても写真が圧倒的に出てくる。なまじっか語れる不幸があるのかもしれない。だが性だけでなく死を表現できるアーチストはなかなかいない。
最近 新也さんのホームページ見て気に入ったことばがある。
「芸術というものを過大視してはいけない」
誤解されるかもしれないがそれはほんとうに正しい。だからあの写真がある。
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