うわさ話

2011 10月13日

妻の部下の女性でこんな人がいる。いつも他人の噂や評価を異常なほど気にするという。こういわれたらこう答えてください!これはこうで、これは、、。そうやって常に人の噂に怯えていると言う。

誹謗中傷というのはどんなひとでも一度は経験するかもしれない。人間関係ではそういう事故が発生する。母は父が一時別居して別の女と暮らしていた時期、母への誹謗中傷が後にうわさになって流され誇張され大きなものになった。父は自分を正当化するためそうしたんだろう。周囲に触れまわるうちに調子に乗ったこともあっただろう。父は校長だったし周囲の人間は教育者だ。発言には影響力があった。そしてそれは家族を傷つけた。自分はそういう間に立って非常に辛かった。母の憤りも痛いほどよくわかった。しかし一人一人説いてまわるわけにはいかない。結局一方的意見しか聞かない周囲の人の判断にも疑問がわいた。本当にその女が入り込んだ時期、親戚はこちら側にとても冷酷だった。女を追い出して父が家に戻って死んでから、彼らは手のひらを返すように普通に接して来た。僕は父の葬式で父の親戚や友人が列席している前で、喪主としてマイクを持って訴えた。皆さんもご存知のように父はいろいろあった。それでも母がこう言った。お父さんを助けちゃってくれと!だから僕たちは必死で父が家に戻るようにがんばった。そう言った。母も姉も泣いていた。いろいろあった。しかしそれでも僕は親父が好きだった。だから他人が人の家の中に土足で踏み込むもんじゃないと思っている。

もう10年ほど父方の親戚とは会っていない。