そして中国

2008 2月27日

上海、周荘、蘇州と行って来た。まあ見えるところは綺麗にしてるけど、価値や基準がメチャクチャ。マクドのコーヒー4元、昼飯のマーボ丼9元、ちょっとこじゃれたサテンのコーヒーが22元、上海から70キロ離れた蘇州への列車の特急が21元、周荘への観光地区への入場が100元。上海地下鉄が大体4元。で全自動の洗濯機がある10メートル向こうでは、運河でおばちゃんが洗濯板で洗濯している。耳にピアスをしていて携帯で電話してる十代のカップルがタクシー横付けしている真横で、リヤカーに山のように段ボール積んで必死で人力車押している若い夫婦がいる。巨大都市上海の国際空港からは最新のリニアモーターカーが出ているが、出稼ぎや国内の人たちでごった返す上海駅では、手動で切符切る駅員が二人くらいで、しかもどっかいったりする。どでかいマンション群のすぐ下では、がれきのような小屋のようなところに住む人がうようよしている。やはり中国は予想以上のカオスだった。上海や蘇州の見えるところは近代化しているが、少し道をゆくと、町のど真ん中で40年くらい前の世界が共存している。舗装すらしていないし、冷蔵庫も洗濯機もない。ちょっと忘れられない場所を垣間見た。しかもなにか農薬か毒か入っているものを食ったらしく、しばらく尿が痛いという目にもあった。とどめはipodを安く買ったと思ったら、なんちゃってipodだったこと。最後までやってくれる。手強いぞ中国!