みごたえ

2009 10月15日

阿修羅展がすごい盛況らしい。

あんなに存在感のある作品はないから当然。今の時代わかりやすく見ごたえのある作品が少ないから新鮮なんだろう。ああいった技術もないし。現代美術の問題は個々に集約しすぎていて縦の蓄積がないことだろう。もちろん横の広がりもない。わかりやすいということは現代美術への批評ではあった。村上とか奈良もそうではあった。けれど風俗として消える程度のもので、大人の鑑賞に堪えるもんではない。本人に自覚はあるらしい。十年転売させない契約をさせたりしているから。それより美術界や若い連中が与してることが大問題。まあそれも古くなったけど。一緒に全滅してください。

阿修羅は芸術や作品という意識がないからこそ生まれたんだろう。本当に多くの人に伝えたいことがあったから生まれた。真似できるとすれば、その姿勢かな。つめの垢くらいはせんじたい。

そうそう。仏像ってのは仏陀の像ということらしね。つまり、如来も菩薩も明王も仏陀のある部分を表現したもの。知ってました?あの女性的な菩薩は王子のころの仏陀らしい。けっこうびっくりしたけど、あってるのかな?これ。まあそれで多種多様なあんな表現になるってのはすごい。