モディリアーニ

2008 7月31日

大して期待せずモディリアーニ 展にいく。結構よかった。

若い頃は結構ロートレックやシーレみたいだった。こういう過程を見るのはおもしろい。いわゆるモディリアーニ の作品は目がない作品だが、目の描かれた作品に吸い込まれた。技術的には色彩の組み合わせ、明度比の構成が巧みで、デザイン的なすっきりとした見せ方が心地いい。まあそんなことより、そこに描かれている人物がこちらを見ているたたずまいが魅力的だった。緊張感とも違う。何とも言えない空気感がある。特に描かれた女性たちが、作者であるモディリアーニ に 入り込んでいる気がした。もちろんそれを通して作者であるモディリアーニ をも見ている。しばらくひき込まれた。

今回も解説もタイトルも年譜もほとんど見なかった。あんなもん邪魔だね。ヘッドフォンで解説聴くなんざ、正気とは思えない。

粋なモディリアーニ に失礼だろ。(笑)