埋もれた作品

2010 1月11日

自分は子供の頃はまんがを描きたくて特撮監督になりたくて大学では映画を撮りたくて、などと同時代に興奮したメディアにとびつこうとした。運命に逆らっていたんだろうか。結局絵に行き着いてしまった。何か最近若い頃に逆らったものに帰っているように思う。人間なんてそんなものかな。

エッセイの写真を変えた。

この作品は未発表で、いつ作ったかは忘れた。多分2年以内だろうか。実家にいろいろ作品は置いてあるが、わりかし無難なものが多い。今年の頭に心機一転変えてみた。顔の作品は未発表のものが多い。これもダンボールの中に埋もれていた。発見したときは、なにか訴えるようなものを感じた。

少し驚くかもしれない。

玄関に入って向かい合う。「ガソリン」のポスターの真下に置いてある。これは置く前に雑然としていたところを撮った。人間ならポーズをつける瞬間のすきに撮ったようなもんかな。

にじみのシリーズと近作が混じったような作品。モデルは忘れた。姉が不気味だ、とか言ってたが、嫁さんに似てるかも、というと急に気に入ったみたいだ。ははは。別に似てない。

でも、つぶらな瞳が少し似てるか。