変化

2014 11月11日

このまえから昔感動した映画がピンとこない。

ぐっと来るのもあるのでなぜなのか考えた。「ワンスアポンナタイムインアメリカ」「ディアハンター」「スモーク」「ルルオンザブリッジ」「心の指紋」なぜか当時の感動や印象とズレがある。

いいなと思えた変わらない映画、ドラマ。「愛という名のもとに」「ヒート」「ミッドナイトラン」「愛と~」は今も地続きな問題に接してるから共感する。今の目線との対比も感慨深い。「ヒート」は役者の男っぷりに共感。「ミッドナイト~」は敵対する立場の人間の共感というシチュエーションと、主人公の不器用だけれど心の底に熱いものを秘めた男という設定がくる。しかしそれは前述の映画にもある設定だ。

ということは自分がガキの頃観たものは、まだ人生の足跡がないものだったので、ストライクゾーンが多かったからいけたということか。主人公たちの年齢を超えたり近づいたりして、リアリティを感じる幅がはっきりとしているのか。

そんなことなんだろうか。

好きな映画は繰り返し観る。それこそ何十回。音楽は気に入ると数百回くらい聞く。音楽の感動は色あせない。好きな絵画は微妙に変化している。